日本初の血液浄化装置遠隔WEBモニターシステム『白ふくろう』

システムの特長
インターネット環境があれば、24時間リアルタイムで病院以外の何処にいても、スマートフォンやタブレットPC等で、血液浄化装置の画面データ・情報のモニタリング(リアルタイム警報発報を含む)を可能した画期的な日本初の遠隔監視システムです。
システムの仕様
①集中治療領域における血液浄化装置のモニター画面情報を対象としている。
②警報・注意報を含む、表示と警報音を無線LAN、WEBサーバーにより、リアルタイムで遠隔監視出来る。
③PCサーバーにてモニタリングし、Web上(スマートフォン等)でも確認できる。
④警報内容と警報音、稼働ポンプの設定値と経過液量、モニター圧、経過時間、の表示と記録。
⑤タグを切り替え、TMPモニター値の経過グラフ、警報履歴の表示。
実績
〇2016年、第27回日本急性血液浄化学会学術集会にて、岩手医科大学附属病院から試作中のシステムの使用経験を発表。
〇2017年、第23回エンドトキシン血症救命治療研究会に岩手医科大学高度救命救急センターより、Web上での確認達成を報告。2018年3月現在もシステム稼働中。
遠隔WEBモニターシステム設置の実例紹介 | |
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対象とした装置 | TR 55XⅡ(東レ・メディカル株式会社) |
対象環境 | 救急センター 2階ICU(装置稼働場所) 3階 CEセンター( WEBサーバー 設置) |
無線LAN環境 | 医療機器に影響を及ぼさない汎用無線帯を使用。 ①デバイスサーバ(送信機) ②アクセスポイント(中継機)2ヵ所(ICU室内と廊下)に設置 ③アクセスポイント(親機)はCEセンターに設置 ④ルーター はCEセンターに設置 |
WEBサーバー | 汎用ノートPC |
インターネット回線 | 専用NTT光回線 |
確認できる情報 | ①各圧のモニター値、治療液・除水の積算値、運転条件。(1分間隔) ②各警報内容と警報音の発報。(その都度リアルタイムで表示、発報) ③TMPの経過をグラフで表示。 ④その他 条件設定値、警報履歴は表示タグを切り替えることで表示。 |
この「血液浄化装置の遠隔WEBモニターシステム」は商工会の協力を得て、中小企業の新たな事業活動の促進に関する法律「中小企業等経営強化法 第8条第1項」の規定に基づく、平成28年度「経営革新計画」の認定を、株式会社エス・エス・ケイ クリエイトとしていただいています。